「人生は体力ゲー」について考えてみる

最近、あまり寝付きが良くないKamaseinuです。

いつもはこういう時は開発しているんですが、今日はなんとなくブログを書いてみようと思います。

本題はブログタイトルのままなのですが、定期的に人生は体力!という意見を耳にします。

確かに、他の人が1日に動ける量よりも多く動くことが出来れば、そりゃ人生うまくいくよねぇという話は単純明快で、一見正しいように感じます。

というか、自分もそれは否定しないですし、おそらく誰もが知る成功者はまず間違いなく体力面でも人類トップクラスだとは思います。

ただし、人生(成功)において最も重要か?という問いに関しては、すぐにYESとは言い難いです(※1)。

理由を3つ挙げてみます。

1.戦略が最も重要説

自分は、あくまで成功を目指すなら「人生=戦略ゲー」だと思うぐらい、どういった戦い方で進めていくかの方がよっぽど重要だと思うからです。

もし仮に普通の人の3倍動けたからといって、間違った方向に進んでしまってはなんの意味もないどころか普通の人よりも深くドロ沼にハマってしまう可能性もあります。

サイバーエージェントの藤田晋さんの麻雀的例えを借りるなら、体力も「ドラ」に入るのかなと。

あったらそりゃ嬉しいけど、まず役を作って上がらなきゃいけないでしょうと…。

戦略を立てるには知力が必要なことを考えると、やはり頭を使うことの方が大切だと思います。

まあ頭を使うのも体力が必要なので、この思考のための体力という意味であればそうかもしれません。

2.「体力がある≠その体力をフル活用出来る」説

当たり前ですが、体力がある人たちが皆、成功しているわけではありません。

成功者たちの影には、体力的に優れていても成功出来なかった人は無数にいるはずです。

どれだけバイタリティ溢れていても、そのエネルギーの矛先が生産的な何かに向くとは限りません。

1の例で言えば、(思考のための)体力を「正しく戦略を立てる」ことに使えている人はそう多くないんじゃないかと思います。

また何より、成功者だけを見ても、ものすごく実績があっても金銭・異性トラブルや飲酒などによってその栄光を失う人は少なくありません。

こういった精神面、メタ認知やEQといったものが備わっていないと、ありあまった体力で欲に溺れまくって足元すくわれるパターンもあるわけです。

3.勤続疲労ある説

プロスポーツなんかを見ていると、若くから活躍した選手がある時にガクッときてしまう現象がよくあって、野球とかだとこれを「勤続疲労」なんて言ったりします。

ただの経験則ですが(今までのも全部だけど)、自分は割とこれが結構人生でも当てはまるのでは?と常日頃感じています。ハードワークの代償は遅れてやってくるのかな〜と。

はたから見て超体力あってゴリゴリなタイプが、実は将来の体力を前借りしていただけだったパターンは一定数存在するんじゃないでしょうか。

もちろんプロスポーツのように、ピークが20代〜30代になってしまうが故にどうしても若いうちに無茶しなきゃいけない、という状況は存在します。

それでも、初期パラメータは平凡だとしても不摂生をせず健康的に過ごしている人がいつかその体力ある勢を追い抜く年齢がある気がします。

終わり

これを書いていて改めて、人の成功理由を「体力」という漠然とした言葉で括るのはやはり危険で、必ずそこにはもっと深い理由があると思いました。

実際、自分は尊敬する個人開発者の方々の成功理由を「体力があったから」で片付けるなんて絶対にありえません。

確かに沢山開発していて体力モンスターに見える人もいますが、飽きないように場所を変えて作業をするだとか、趣味の時間はちゃんと取るけど毎日やり続けるだとか、工夫を凝らしながらそれぞれに合ったやり方を突き詰めてやっているように見えます。

まずはこういったところを分析して真似していくことこそが、成功の第一歩なのではないでしょうかね。

自分はそう思ってとりあえずいろいろとパクりまくっています。笑

ちなみに記事の中の「成功」という単語の定義ですが、自分は社会的成功以外も含めたトータル的な意味合いで使っています。もし社会的に成功して派手に遊んでやるぜ〜ってタイプなら体力が一番に来るのかもしれませんね。

では!

(※1)とはいえ、ある程度の体力は必要だと思うので、そこに至っていない場合は体力アップや健康体を手に入れることが最優先事項になることは否定しません。様々な事情でそれが得られない方もいると思いますが…

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