ここまでのAI使用歴を振り返りながら、これからを考えてみる

後半の方が言いたかったことなので、それだけでも読んでもらえたら幸いです。

Cursorに全部賭けた

僕がアプリ開発を本格的に始めたのは2023年5月です。

当時、既にChatGPTは世に出ていて、アンテナの高い人は既にAIを使って何かしらの業務改善や効率化を行っていたと思います。

僕はAIに課金するという考えにはまだ至っておらず、無課金で使えたGPT3.5よりも普通にWebで調べたほうが早かったので、いずれはちゃんと追わないといけないなぁと思いつつもあまり使っていませんでした。

その後アプリを何作かリリースして初期衝動が少し落ち着いてきた2024年4月頃に、初めての課金AIを体験します。

いくつかサービスを試してみたのですが、その中でも特にCursorには衝撃を受けました。

元々VSCodeユーザーで手に馴染んだというのもありますが、なによりタブ補完とスクリプトを丸ごとチャットに飛ばせる効率の良さに感動しました。

↓こんなブログを描いたことも(読まなくて良いです)。

この頃はCursorに言及している人は特にゲーム系では少なかったので、なんだか自分は先端をいっている気分になって高揚していました。

だから、「ChatGPT最強!!」って言ってる人が多かった時は、勝手に優越感に浸ってました。

先程の機能に加えて、複数社のモデルを気軽に切り替えられて試せたり、最新モデルが出るたびにセールで結構無制限に使わせてくれたりと、あまり経費をかけられない身としてはとても助けられました。

ちょっと気になる所を改善したりするような泥臭いアップデートも多かった印象で、ユーザーとしては非常に好感が持てました。

たくさんの新機能に関しては、なかなかこちらのキャパシティの問題で、使いこなせてはいませんが…^^;

今日まで契約し続けていますが(2回の年間契約を含む)、後悔はありません。

いつの間にか、AGI?

2026年2月28日現在、気づけば今では開発者が何かしらのエージェント、エディタに課金するのは当たり前になっています。

飛ぶ鳥を落とす勢いだったCursorは今や若干のオワコン感も漂っているようなないような…?

自分は未だに一番好きなので使ってますが、そのぐらい移り変わりの激しい時代の渦中に我々はいるみたいです。

昨年2025年を振り返ってみると、1月頃からの各社のアップデートラッシュも印象的ですが、個人的には5月頃、Claude 4.0がリリースされた時が実務面での一番の転換点でした。

このブログでもなんとなく書いたのですが、この頃から、Agentに日本語でお願いすることが劇的に増えました。

未来予測なんて全く出来ない愚鈍な僕でも、流石にこれは手でプログラミングする時代は終わるなと感じました。

あまりにもこれに面食らってしまったからなのか、AIが進化することに慣れたのか、Claude 4.0 → 現在の最新モデルはこれまでの成長曲線より急進的だったのかもしれませんが、僕の中でこの衝撃を上回ることはありませんでした。

ヌル〜っと、気がついた頃には開発用途ではもはや何が出来ないのかと疑ってしまうようなAIが手元にありました。

この調子で、なんとなくAIを使い続けていたら、気づいたらそれがAGI(汎用人工知能)であったとしても僕は気づけないと思います。というか、今ですらAGIかどうかの判定が出来るか分かりません。

今のAIは高いのか安いのか、今後はどうなるのか

AIの性能はもう驚き疲れるほどに凄まじいのですが、最近は別の問題…コストが気になるようになっています。

「AIは指数関数的に成長する」を信じたいですが「このままのコストでいくはずがない」という対極の意見も見かけますし、今の料金が高いのか安いのかは素人の僕には判断出来ません。

事実として、Cursorは以前のような最新モデルいくらでも使っていいよ!みたいなイベントは無くなっていき、曖昧だった使用量と料金も整備され、適当に使っていたらすぐに制限が来てしまいます。

Antigravityも契約していますが、最初の頃のほぼ使い放題天国は嘘のように制限がドンドン厳しくなってきています。

しかし、最近のCursorのアップデートでAPIの利用料金体系が変化してcomposer-1.5(+ Auto)の使用可能上限かなり大幅に増えたことは、今の計算コストなどやはり些細な問題なのかもしれないと思わされます…。

composer-1.5は僕の知る所ではそこまで話題になっていないのですが、賢くて速い素晴らしいモデルで、これが今の月額でこれだけ使えるのが続けば個人的にはかなり満たされます。

今のOpusレベルのAIがいずれ月数千円で使い放題になる未来は訪れるかもしれませんが、当面は使用量を見ながらチマチマ節約してAIを使わざるを得ない気がします…

ゲーム開発が特別じゃなくなる

AIが進化するにつれて、ゲーム開発が”特別な”創作活動では無くなっていくのを感じます。

僕が特別だと思うのは、これまではプログラミングなどの技能が必要だったのもありますが、一番は作るのにあまりに時間がかかりすぎるということです。

そして僕はこれまで、その特別さに勝機を見出していたところは少なからずありました。

つまり、誰もがやりたがらないもしくは続けられない領域で、己のキャリアを担保にリスクをとり、ひたすらに時間を投下し続けてゲームを完成させていけば、いつか自分の食い扶持くらいは稼げるようになるだろうという目論見です。

そして実際に今、食えてるとは言えないまでも、バイトをするよかマシな水準にはなりました。

しかしこれまで10時間かかっていた作業を5分で終わらせてしまうようなAIの劇的な成長が参入障壁をグッと下げたことにより、よりゲーム開発の民主化が加速されてしまいました。

更に、僕に唯一あったコーディングという技能すらも不要になり、もはやゲーム開発を続ける上での他人との差別化要因がゼロになったと言っても過言ではないです。

正直、毎日不安はつきませんし、諦めそうになる瞬間も普通にあります。笑

黄金期到来を夢見て…

でも、やっぱり僕は個人ゲーム開発に夢を見てしまいます。

僕が今考える、これからの個人ゲーム開発に見る夢は2つです。

まず第一に、娯楽とデジタルゲームという市場は、どれぐらい成長するかは分かりませんが、これからも存在し続けるということです。

デジタルゲームが終わる時は、他の娯楽も終わった世紀末になっていると思います。

そして第二、これが最も淡い期待を抱かせる原因なのですが、ゲーム開発は創作で、そして創作とは芸術(アート)であり、そしてそれがこれから加速するかもしれないということです。

今までは先程の参入障壁もあって、技術力・ビジネス力の比重が高かったと思います。実際、今のアプリストアを見れば、企業のアプリだらけです。

しかし、これから技術や工数といった制限がどんどんなくなって個人が作れるゲームの幅が圧倒的に広がっていった時、今の漫画家や小説家のような世界に近づくと予想しています。

それらの業界が物語っているのは、創作の世界では、個人の作家性が限界まで発揮された時、どれだけ集団で頑張ってもそれには勝て無いということです。

つまり個人ゲーム開発の黄金期はこれからなんじゃないかな、という予想に夢を見ちゃってます。もしかしたら場所はアプリストアではなくRobloxとかになってるかもしれないけど…

(ちなみに既に今でも、ずっと生き残り続けている個人開発者は作家性が強い人が多いと思います)

まあでも、今とは比べ物にならないほどハイレベルな面白いゲームがリリースされ続ける世界はあまりにも熾烈そうで、考えるだけで萎えますね。

ということで、僕はこれからより自分の内なる”面白い”の声に耳をかたむけていこうと考えています。

長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。

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