さすがに紙とペン設計with初期衝動は卒業したい

個人開発で食べていきたいKamaseinuです。

1ヶ月くらい前から新作を作り始めているのですが、今回は「(技術的に可能っぽいなら)妥協しない」ことをテーマにしたところ、今まで作ってきたゲームよりも明らかに必要作業量が増えました。

一応5本アプリをリリースしてきて自分なりのノウハウを溜め込んできたつもりではいましたが、今までのやり方だと絶対に無理だと直感で感じたので、思い切ってやり方を変えてみることにしました。

ちなみにノウハウなんてカッコつけましたが、今までのやり方はというと「紙のノートにペンで構想書く→Unityで勢い任せに作る」だけという、おおよそアプリ開発者とは思えぬほどのアナログ具合でした。

(特に最初の頃はそもそも何をどうやったらいいかすら想像も出来なかったので、設計もクソもなく手探りでやっていく一択でした。)

まあ、遂に僕も次の段階にレベルアップすべきときが来たということでしょう…。

といっても全く経験がないので、とりあえずGoogleで検索して(特に個人開発者の方がやっている)開発方法やタスク管理方法などで自分に合っていそうなものをみようみまねで取り入れてみることにしました。

まず設計ですが、Figmaで全体図をざっくり作りました(不慣れすぎてこれだけで4日かかった)。

一枚で表すとシーンがどこからどこへ遷移するのか、とか全体の規模感が把握しやすいのと後からその順番とかも入れ替えられるので、物凄く便利です。

今まではノートを遡ってなぐり書きのメモやデザインを見ては頭を抱えていたので、革命が起きています。

これに関しては、ちゃんと完成する見込みがたったら比較するスクショを公開しようと思いますw

そして、タスク管理にNumbersを使い始めました。

全く知らないので分からないんですが、エンジニア的に言うと「工数管理」なんですかね?

まあとにかく、タスクをならべて状態を見やすくするみたいにしてます。

(僕が崇h…尊敬している開発者さんを大いに参考にしています。見る人が見たら分かってしまうかもしれません…いや、一般的な方法なのかも。疎すぎて分かりません)

ただ、あんまり細分化したりすると分類分けのストレスが凄いのと、いくら設計をガッチリ固めてもある程度の軌道修正は絶対起こるだろうという予測(自分への期待0)で、上の画像のようにそもそも少ない変数で「◯◯Panel作る」みたいなタスクのクソガバ管理で落ち着きました。

Figmaもそうですが、全体像をなんとなく把握して完成までにやるべきことがうっすら見えているってだけでもだいぶ気持ちが楽になっています。

そして最後に、ココナラでイラスト依頼をしました。

今まで一度だけイラストACで3000円のラッパーのイラストを買ったことはあるんですが、今回は素材の大部分を直接イラストレーターさんに依頼してみました。

僕はイラストや3Dモデルなどからっきしの人間なので毎回デザインには本当に苦労していますが、今回はその辺をそこまで気にせずにゲームのクオリティだけに集中出来るので心(と財布)が軽いです。

…まあUI素材(ボタンなど)はつくらなきゃいけないので、またいずれGIMP漬けの日々がやってくるでしょう。

とまあ、こんな感じで構想とイラストの依頼だけで3週間以上もかかって、ようやく最近Unityでの作業に移ることが出来ました。

今後ちゃんと作っていけるのかは分かりませんが、今のところは「い、今まで俺はいったいどうやって完成させていたんだ…??」となるレベルで恩恵を感じていますw

あと普通に開発とかプログラミングが楽しすぎて、構想や設計がいかに高負荷だったのかを実感しています。ほんとに一時期胃にデキモノ出来てんじゃないかってぐらい胃痛が酷かったですからね。

自分の強みや個性を考えつつ人からも評価されるように設計を考えるっていうのは、相当モチベーションがないとしんどい気がしますね。

勢い任せに作ってクオリティが高いものが出来ればそれに越したことはないですが、僕の初期衝動はだいたい1ヶ月くらいで終わっちゃうので、今回はそれにあまり期待せずに淡々と毎日一定量の開発をして健康維持しつつ頑張ろうと思います。

もし誰かの参考になれば幸いです。ではー

おまけ:懺悔

(ここだけの話、構想の段階で物凄く迷っていた時期に「とりあえずイラストを依頼しないと!」という焦る気持ちから、軽率にとあるイラストレーターさんに依頼を送ってしまったんですが、冷静に考えてこんなので依頼しちゃだめだろってことでしっかり練り直しているうちに全然別のゲームになってしまい、そっと依頼を送信取り消ししました。

その時は既読はついていませんでしたが、人に仕事を頼むときはもっとちゃんとしないとまずいですね…。本当に反省です。

その後、Figmaで設計していくうちに絶対この人の絵だなぁ…ってなったイラストレーターさんを発見して、半日以上かけて依頼用のPDFを作成して見積依頼を送り、無事イラストを描いていただけることになりました)

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